自動取引(EA)研究所

XMでEA自動トレード:損益より利益を高くすれば絶対に勝てるのでは!?【ポジポジ病を逆に利用する!】

必勝法は必敗法?損益より利益を多くしたトレード手法

絶対に勝てる!?!?!?

そんな方法を探して早3年。

私はようやく気づくことができました。

損益幅より利益幅を多くすれば、絶対に勝てるのでは!?

ということに。

 

この記事を読むと・・・

深く考えずに 損益<利益 の自動トレードをしたら
どれぐらい儲かるのか(損するのか)が分かる

ポジポジ病は今すぐに治すべき!ということが分かる

どうしても治らない場合の対処法が分かる

 

XMを使って超ポジポジ病患者が延々とトレードをするテスト

株価のチャート

買い注文か売り注文、どちらかを持っていないと気がすまない「ポジポジ病」の患者。

そうであると仮定してましょう。私はポジポジ病。あなたもポジポジ病。

ずっとポジションを持ち続けて損益より利益を多くとるようなトレードを心がけたら、どうなるのでしょうか?

ということを考えてみます。

EA(エキスパートアドバイザー)を使って自動トレード検証してみましょう!

 

代表的なドル円(USD/JPY)でEA自動トレード

私たち日本人にとって、最も馴染みの深いドル円(USD/JPY)で取引を行ってみます。

自動取引EAを作成し、動かしてみます。条件は以下の通りです。

 

トレード環境 通貨ペア:USD/JPY(ドル円)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2000.1.1〜2020.8.20
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ買い注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益20pips、利益30pips

期間はデータが取れる最長の2000年から2020年の約20年間!

特別なテクニカル分析は使用しません。常に買い注文のポジションを持ち続けます。

 
稼働させた直後に、+30pipsの利益確定ラインと、-20pipsの損益確定ラインが引かれました。

(下の画像の赤いラインです。)

損益・利益のライン確認損益・利益のライン確認

あとはこれを20年の期間内で回し続けるだけです。

上の赤いラインに触れれば利益確定(0.3円幅)
下の赤いラインに触れれば損益確定(0.2円幅)
です。

損益より利益の幅が大きいんだから絶対儲かるのでは!?!??

さて、結果はいかに・・・

 

+30pips,-20pips
+30pips,-20pips

20年間トレードを続けた結果、資金は最初の7割ほどになってしまいました。

大負けとはいかなくとも負けは負けです。最初から資金を減らしてしまっていますからね。


 
私はここで感じました。

「もしかして、幅が狭すぎたのでは?」

・・・

ということで、次は
「利益+60pips、損切り-40pips」
という二倍数値の条件でやってみましょう。

 

トレード環境 通貨ペア:USD/JPY(ドル円)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2000.1.1〜2020.8.20
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ買い注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益40pips、利益60pips

幅を大きくすることでスプレッド(手数料)の回数をへらすことが出来るはずです。

同じ値幅のトレードをしても、1度のトレードで100pipsを取るのと、20pipsを5回取るのでは手数料が5倍の差になりますからね。

 
それでは結果です。

 

+60pipsで利確、-40pipsで損切り+60pipsで利確、-40pipsで損切り

一回目とあまり変わってないような・・・そんな結果になりました。多少、最終的な資金が多かったぐらいですね。

 

それじゃ、利益と損益の幅をイコールにしたらどうなるのか?

予想できるのは、スプレッドの分だけ負けてしまうだろうという事です。

せっかくなのでトライ!

 

トレード環境 通貨ペア:USD/JPY(ドル円)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2000.1.1〜2020.8.20
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ買い注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益50pips、利益50pips

勝ちの幅と負けの幅が一緒なら、1円パチンコのように永遠に遊んでいられるのでは・・・?

そんな淡い期待を乗せて自動取引を開始してみました。

利益・損益 50pips幅利益・損益 50pips幅

なぜ・・・という結果になりました。

私の予想では最終的にちょっとだけ負けて終わるような気がしていたので、これまでの結果と大差ないことに驚きを隠せません。

 
ただ単純にポジポジしているだけでは勝てない、という事が分かりました。

これはドル円だけではなく、他の通貨でも同じことでしょう。ただ買ってただ売る、まあそれで勝てれば誰も苦労しませんね・・・。

 

逆に 損益>利益 でポジポジ病患者になってみる

敗者の駒

これまでは利益の幅を多めに取っていました。

一度のトレードで失うお金よりも、得られるお金の方を多くしたような状態ですね。

しかし損益ラインに入る確率が60%と、「負けトレード」の回数自体が多くなってしまう結果となってしまいました。

 
それでは今までと逆を考えてみます。利益ラインよりも損益ラインを大きく取ってみたらどうなるでしょうか?

これまでと逆の結果になるのでは!?と期待大です。

 

トレード環境 通貨ペア:USD/JPY(ドル円)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2000.1.1〜2020.8.20
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ売り注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益30pips、利益20pips

まずは最初のトレードと完全に逆で、損30pips 利20pipsの「利小損大」っぽい条件で回してみようと思います。

 

売り注文の自動取引売り注文の自動取引

損益ラインの方が少しだけ広いのが、上の図から分かります。バンバン利益が出てくれることを祈って・・・!

しかし、驚く結果が出てしまいました。

 

負けへの一直線
負けへの一直線2

逆のトレードをしただけなのに、全く勝てない。むしろ資金が尽き大敗北を喫してしまいました。

2000年1月1日に始めたトレードは2006年6月22日にその資金を溶かしました。

損小利大で勝てないからと言って、逆に利小損大にしても、勝てない。

まったく逆のポジションを持つトレードをしても勝てるわけではない、という事が分かりました。


 
半ばヤケクソですが、売りポジションで損・利益ともに100pips(1円幅)もテストしておきます。

 

トレード環境 通貨ペア:USD/JPY(ドル円)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2000.1.1〜2020.8.20
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ買い注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益100pips、利益100pips

勝つときも1万円、負ける時も1万円。そんな自動トレードを行ったという感じです。

もうあまり期待してはいません。

 

途中までは大健闘
途中までは大健闘2

 
資金ゼロへの一直線ではなく、上がったり下がったりを繰り返しているような資金グラフとなりました。

一時は資金が最大108%程度にはなるものの、ストンと下がって最終的には60%ほどに落ち着きました。

20年かけて100万円が60万円になりました、とさ。

 

ポジポジ病は絶対「負ける」絶対「勝てない」

ここで唐突に、オーストラリアドル/カナダドル でポジポジ病を発揮してみます。

まずは何も言わずに結果をご覧ください。

 

トレード環境 通貨ペア:AUD/CAD(オーストラリアドル/カナダドル)
ロウソク足:1時間足
検証期間:2017.1.17〜2020.8.20
(あまり古いデータがありませんでした)
使用するインジケータ なし(すぐにポジションを持ちます。ポジポジ病なので。)
新規オーダーの条件 ポジションがなければ売り注文を持ちます。(ポジポジ病なので)
オーダー決済の条件 損益100pips、利益100pips
きれいな一直線
きれいな一直線2

 
ゆるやかな右肩下がり、途中で反転して右肩上がりへ。

この結果、実はチャートと同じような形をしているだけでした。

 

USD/CAD 2017年からUSD/CAD 2017年から

損益グラフと似ていませんか?

それもそのはずです。チャートに沿って売り買いを積み重ねているだけですからね。つまりポジポジ病が勝てる手段は・・・FXにおいては基本的にありません。

なぜなら、どんな通貨もある程度の幅を行ったり来たりしているだけだからです。

 
しかし通貨の中には EUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)のように一方通行に伸びていくものもあります。

EURTRY5年チャートEURTRY5年チャート

その代わり、こういった通貨はマイナススワップが大量に発生するため、ポジションを持っているだけで毎日何千円も損をします。

TRY(トルコリラ)は価値が下がり続けている通貨!

なぜ一方通行に伸びていくのかと言うと、トルコリラは価値が下がり続けていっているからです。

もともと1トルコリラが100円ほどだった時代もありますが、今では15円を下回るほどになっています。

 

どうすれば治らないポジポジ病を克服できるのか?

そもそも大きな誤解があります。ポジポジ病は別に病気ではありません。

敢えて言うならば、一つのテクニカル手法です。

「ポジションが0の時に1にするようポジションを持つ」

という、ただのトレードスタイルであるだけという話です。

ただしそのトレードスタイルが勝てるか負けるかは完全に別問題で、残念ながら”勝てない手法”の一つになってしまっているだけです。

飛び越える画像

 
したがって、克服するというのも少しニュアンスが違います。

正しくは「別のトレードスタイルに移行する」のではないでしょうか。新たなテクニカル分析を身に着け、常にポジションを持たなくても良いようなトレードをする。

たったそれだけでポジポジ病から距離を置くことができます。

 

それでもポジションを持っていたい(´;ω;`) 機会損失だ(´;ω;`)という方へ

頭では分かっていても実行するのは難しいですよね。

小学生の時に夏休みの宿題をやらなきゃいけないのに、ギリギリまで取りかかれないのと同じです。人間そう上手く行くようには作られていません。

じゃあポジポジ病患者はどうしようもないのか!?といえば、そうとも限りません。

ぜひ、長期の株式指数投資を始めてみてください。(FXとは少し離れてしまいますが・・・。)

 
最近YouTubeでも多くの個人投資家が、こぞって海外の「S&P500」という指数に投資するよう勧めています。

S&P500種指数 とは

米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつ。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数です。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています。

 
といっても漢字が多くてよく分からーん!と思います。

簡単に言うとアメリカの株の上位500社をひとまとめにした商品で「S&P500(えすあんどぴーごひゃく)」というものがあり、それを買って持ち続けるということです。

ポジポジ病患者にとって持ち続けることは、朝飯前ですよね?

その代わりこの投資法はFXと違って2つ違うことがあります。1つ目は定期的に買い増すこと。2つ目は基本的に売らないこと。

初めて聞いた方にとっては、全く意味のわからない話かもしれません。参考程度までに。

 

ポジポジ病と長期投資は相性が抜群によい

とても嬉しい話ですよね。ずっとポジションを持っていられる上に、ポジションを追加できるわけですから。

さらに積立は長期的に儲けも出やすい・・・ポジポジ病にも光明がさしてきましたね。

SP500 長期チャートSP500 長期チャート

これはそのチャートです。きれいな右肩上がり・・・というわけではありませんが長期的には右肩上がりです。

買ったままずっとポジションを持ち続けていれば、たいてい勝ちで終われるのがこの投資スタイルです。

実際のところこれはFX(外国為替証拠金取引)ではないので、残念ながら本ブログの趣旨とは異なってしまいますがね・・・。(残念です)

S&P500の長期保有は資産形成の鉄板!

毎月1万円でも積み立てておくことで、将来のリターンは数倍になっていることでしょう。

短期的に利益が出せるFXとは真逆の存在ですが、ずっと保有していたいという気持ちが強い人には断然おすすめです。

 

損小利大を意識したポジポジ病自動EAトレード まとめ

山の景色

絶対に勝てる!?と思われた「損益<利益」を意識したトレード、無惨にも 絶対に負ける という結果に終わりました。

常にポジションを持ってしまうようなこのトレードは、常にチャートにそってポジションを持ちます。損益グラフもチャートそのものです。

 
一度のトレードで損益・利益の値がほぼ決まっているため一度のトレードで大きく勝つ、大きく負けるということもありません。

しかしジワジワと負け続け、最終的に資金が尽きてしまうことがあります。

 
一瞬で負けることはありませんが、勝ち続けることも難しい。これが「損益<利益」のルールで取り組んだトレードです。

 
取り扱う商品や時間軸を見直すことで「ポジポジ病」の方でも勝ちに行けることが分かりました。(上に出てきた株の長期保有の話です)

優良株や株の詰め合わせパック(投資信託やETFと言ったりします)は、基本的に持ち続けることで効果を発揮します

これらは長期投資向きの商品です。気になる方は是非調べてみてください。

FXにおいては忌み嫌われがちな「ポジポジ病」ですが、所変われば品変わるというワケです。適切な場所で適切な手法をつかって儲けましょう!

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